ナサホームは、全てのお客様に高い価値を提供したいと考えています。そのためには住空間のプロとして、社員一人ひとりにさまざまな知識とスキルが欠かせません。そのため人材育成に重きをおき、教育制度を整え、「誰でも活躍できる仕組み」の構築に力をいれてきました。何より大切にしてきたのは、「人を育てる風土」ですね。
ナサホームでは、「売上」だけでなく、「部下の育成」「店全体への貢献度」の3つの角度から平等に評価されます。特に役職者であれば、一人で1500万円の売上を出すより、1000万円の売上を出す2~3人を育成することの方が重要視されます。トップセールスだけが活躍する必要はありません。実際、売上成績トップとなった社員が「部下の育成」を怠っていたため、トップ賞の受賞を取りやめたこともあります。「人を育てる風土」が根付いているため、業界的に見ても社員の定着率は高くなっています。
会社経営をしていく上で、大事にしていることは何ですか
会社をつくったころから、お客様を大切にすることを心がけていました。
どんなことで喜んでもらおうと考えることを大事にしています。
もちろんいい提案をして工事品質を高めることがリフォーム会社の王道ではありますが、そこにサプライズを起こす。その中で誰でもサプライズを起こせる仕組みも大事ですが、やっぱり個人のパフォーマンスでぐいっと上がることも多いので、社員を信用して自由も大切にしていきたいですね。
社員に期待していることはなんですか
社員には顧客満足を高めることを大事にしてほしいです。最低限お客様に迷惑をかけないようにしてほしいですね。何よりもお客様を喜ばせようとすることを楽しいって思って欲しいです。
僕ら世代に言わせれば息子や娘のような存在です。入社したことで社会人として成長したなって思われるようになって欲しいです。
例えばハガキ等を親御さんから頂くことがあります。また、社員の結婚式に参加することも多いのですが、その時に「こんな立派になって…ありがとうございます。」と感謝のお言葉を頂くこともあります。そんな時とても嬉しく感じます。
建築好きでもなく、建築知識なくても活躍できますか
もちろん建築が好きなことはこの仕事をやっていく上でとても大事だと思います。
でも、それ以上にサプライズを演出できるとか、建築以外でもお客様を喜ばせる方法はたくさんあると思います。ナサホームはいろんな人に対してウェルカムです。いろんな形で喜ばせられる人、この仕事が好きだって人が一番大事だと思います。
早期から活躍できるように部分的工事専門の「みずらぼ」をつくりました。デザイン性や深い建築知識が必要なナサホームに比べて若手でも責任者を任せることも多いです。4年程度で店舗の責任者をしている社員もいます。また、リーダーになることがすべてでなく建築が好きで好きでたまらない社員を見て、店長と同格のプロデューサーという肩書を与えたこともあります。得意なところを活かして成長していってもらえる環境作りを心がけています。
今後のビジョンについて
成長をやめれば企業は衰退が始まると思うので、日々成長を求めながら幹部といつも話し合っています。
足踏みしないようにいろんな地域にも出店していき、誰でも知っている会社になることが目的です。
内定者が親御さんに就職先を報告した時に「いい会社に内定もらえたな」って言ってもらえるような…。
まだリフォーム業界で圧倒的な大手企業はありません。そんなリフォーム業界で圧倒的存在になり、社員とともに成長して、自分が頑張った成果だと実感してもらいたいです。
今も順調に業績は伸びていますが、どこがゴールと定めずに足踏みせず、成長していきたいです。